工程表をワード(Word)で作りたいけれど、「どう作ればいいのか分からない」「テンプレートはあるの?」と悩んでいませんか。
本記事では、工程表の基礎知識から、ワード(Word)を使った具体的な作成手順、無料テンプレートの活用方法、注意点までを分かりやすく解説します。
さらに、ワード(Word)での工程表の作成・管理に限界を感じた方向けに、工程表をより効率的に作成・管理できる方法も紹介します。
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工程表とは
工程表とは、建設工事における作業内容・順序・期間を時系列で整理し、全体の進捗を可視化するための管理表です。工程表を作成することで、作業の流れや担当範囲が明確になり、計画的かつ効率的な業務遂行が可能になります。
関連記事:工程表とは?役割や行程表との違い、5つの種類とおすすめの方法も
工程表を作る目的
工程表は、プロジェクトを円滑に進めるために欠かせない管理ツールです。作成することで、進捗や課題を把握しやすくなります。工程表を作る目的には以下の3つが挙げられます。
- 納期の厳守
- 作業の効率化
- コストの抑制
ここでは上記それぞれを簡潔に解説します。
納期の厳守
工程表を作成する目的の一つは、納期を確実に守ることです。各作業の開始日・終了日を明確にすることで、全体のスケジュールを把握しやすくなります。また、遅延が発生した場合も、どの工程に影響が出るのかを迅速に判断できます。結果として、早期の対策が可能となり、納期遅れのリスクを最小限に抑えられます。
作業の効率化
工程表によって作業の流れや担当が可視化されると、無駄な待ち時間や重複作業を防ぐことができます。優先順位が明確になるため、次に何をすべきか迷うことがありません。また、チーム全体で進捗を共有できるため、連携ミスの防止にもつながります。結果として、作業全体の効率が大きく向上します。
コストの抑制
工程表を活用することで、計画外の作業や手戻りを減らすことができ、コスト管理にも効果を発揮します。事前に作業量や期間を把握できるため、人件費の無駄を抑えられます。また、トラブル発生時も影響範囲を把握しやすく、余計な追加コストを防ぐことが可能です。
工程表の種類
工程表には用途や管理方法に応じて複数の種類があります。目的に合った工程表を選ぶことが重要です。工程表には以下の5種類があります。
- バーチャート工程表
- ガントチャート工程表
- グラフ式工程表
- 出来高累計曲線
- ネットワーク工程表
バーチャート工程表
バーチャート工程表は、作業内容を横棒グラフで表現する工程表です。時間の経過と作業期間を直感的に把握でき、シンプルで作成しやすい点が特徴です。小規模なプロジェクトや全体スケジュールの把握に適しています。
関連記事:バーチャート工程表とは?メリットや注意点、作り方やポイントも
ガントチャート工程表
ガントチャート工程表は、バーチャートに作業の関連性や進捗状況を加えた工程表です。作業同士の依存関係が分かりやすく、進行管理に優れています。WordやExcelでも作成でき、幅広く利用されています。
関連記事:ガントチャート工程表とは?バーチャート工程表との違いや作り方も
グラフ式工程表
グラフ式工程表は、作業量や進捗を数値やグラフで管理する工程表です。工程ごとの負荷や進行度を視覚的に確認できるため、進捗管理を重視する現場で活用されます。
出来高累計曲線
出来高累計曲線は、計画と実績の進捗を曲線グラフで比較する工程表です。進捗の遅れや先行を一目で把握でき、工程管理や改善点の分析に役立ちます。
ネットワーク工程表
ネットワーク工程表は、作業の順序や依存関係を矢印で示す工程表です。クリティカルパスを把握できるため、工期短縮や重要工程の管理に適しています。
関連記事:ネットワーク工程表とは?作り方や専門用語をわかりやすく解説
工程表をワード(Word)で作るメリット
工程表をワード(Word)で作る最大のメリットは、特別なソフトを導入せず手軽に作成できる点です。多くの企業で標準的に導入されているため、誰でもすぐに編集・共有が可能です。また、表や図形機能を使えば、工程表を視覚的に分かりやすく整理できます。PDF化や印刷もしやすく、提出資料や社内共有用としても扱いやすいのが特長です。なお、無料テンプレートが多くある点も工程表をワード(Word)で作るメリットの一つです。
工程表をワード(Word)で作るデメリット
工程表をワード(Word)で作成する場合、工程数が多いプロジェクトでは管理が煩雑になりやすい点がデメリットです。自動計算や進捗管理機能が弱く、変更が発生すると手作業での修正が必要になります。また、ガントチャートのような高度な工程管理には不向きで、リアルタイムでの進捗共有や複数人同時編集にも制限があります。
工程表をワード(Word)で作る方法【5ステップ】
工程表をワード(Word)で作成する際は次の5つのステップの順で作ります。ここではそれぞれ簡潔に解説します。
- STEP1:表を挿入する
- STEP2:見出しを作る
- STEP3:セルを編集して見やすく整える
- STEP4:デザインを整える
- STEP5:作業内容を入力する
STEP1:表を挿入する
まずは工程表の土台となる表を、ワード(Word)に挿入します。
操作手順
- ワード(Word)を開き、工程表を作成したいページを表示する
- 上部メニューの「挿入」をクリックする
- 「表」を選択し、必要な行数・列数を指定する
- クリックして表を挿入する
- 後から行・列は追加できるため、最初は大まかで問題ない
操作のポイント
- 工程数より少し多めの行数で作成する
- 日付や期間用に横方向の列を確保する
- A4横向きに設定すると工程表が見やすい
STEP2:見出しを作る
次に、工程表の内容が一目で分かるよう見出しを設定します。
バーチャート工程表の見出し例
- 1列目:作業番号
- 2列目:作業内容・工程
- 3列目:期間(または日付)
- 最終列:「備考」「担当者」
STEP3:セルを編集して見やすく整える
表が挿入できたら、セルを編集して見やすい工程表に仕上げます。
セルの結合
- 結合したいセルをドラッグして選択
- 右クリックして「セルの結合」をクリック
- または、「テーブルレイアウト」タブ → 「セルの結合」をクリック
セルの分割
- 分割したいセルを選択する
- 右クリックし「セルの分割」を選択する
- 分割する行数・列数を指定する
列幅・行の高さを整える
- 境界線をドラッグして調整する
- 「レイアウト」から数値指定で調整する
- 内容に合わせて自動調整を使用する
STEP4:デザインを整える
デザインを整えることで、工程表の視認性が向上します。
表のスタイルを適用
- 表全体を選択する
- 「表のデザイン」タブを開く
- 好みの表スタイルをクリックする
見出し行の背景色を変更
- 見出し行を選択する
- 「塗りつぶし」アイコンをクリックする
- 薄めの色を選び文字を見やすくする
文字の配置を調整
- セル内の文字を選択する
- 「中央揃え」「上下中央揃え」を設定する
- フォントサイズを統一する
STEP5:作業内容を入力する
最後に、各工程の作業内容を入力して完成です。
入力のポイント
- 作業内容は簡潔な言葉で記載する
- 日付や期間は表記を統一する
- 工程バーは図形や塗りつぶしで表現すると分かりやすい
- 修正が出やすい工程は余白を残す
工程表をワード(Word)で作る際の3つのポイント
工程表をワード(Word)で作成する際は、次の3つのポイントを意識するのが重要です。
- 簡潔な構成
- 色分けで視認性を向上させる
- 用紙サイズと向きを適切に設定
簡潔な構成
工程表をワード(Word)で作る場合、情報を詰め込みすぎないことが重要です。作業名・期間・担当など、必要最低限の項目に絞ることで、全体像が一目で把握しやすくなります。工程が多い場合は工程表を分けるなど、シンプルな構成を意識すると管理しやすくなります。
色分けで視認性を向上させる
工程表では色分けを活用することで、作業の進捗や重要工程を直感的に把握できます。工程バーや見出し行に色を付けることで、情報の区別が明確になります。ただし、色を使いすぎると逆に見づらくなるため、使用する色は2〜3色程度に抑えるのがポイントです。
用紙サイズと向きを適切に設定
ワード(Word)で工程表を作成する際は、用紙サイズと向きの設定も重要です。工程表は横に広くなることが多いため、A4横向きに設定すると見やすくなります。事前に印刷やPDF化を想定して設定しておくことで、レイアウト崩れを防げます。
ワード(Word)で作った工程表のテンプレートを無料ダウンロードできるサイト3選
bizocean(ビズオーシャン)
業種別・用途別のWord工程表テンプレートが豊富に揃っています。
ビズ研
実務向けのシンプルな工程表テンプレートを無料で利用できます。
アイピア
建設業向けを中心に、実用性の高い工程表テンプレートが掲載されています。
ワード(Word)で作った工程表のテンプレートの選び方
工程表テンプレートを選ぶ際は、業種やプロジェクト規模に合っているかを確認することが重要です。工程数が多い場合は列数が十分に確保されているもの、小規模案件であればシンプルな構成のものが適しています。また、カスタマイズのしやすさも重要なポイントです。自社の運用に合わせて編集しやすいWord形式を選びましょう。
ワード(Word)で工程表を作る際の5つの注意点
ワード(Word)で工程表を作成・運用する際は、次の5つの点に注意しましょう。
- 定期的に更新する
- バージョン管理を行う
- 関係者への周知を欠かさない
- 複雑な工程管理には向かない
- 属人化を防ぐ
定期的に更新する
工程表は作成して終わりではなく、定期的な更新が必要です。進捗や変更点を反映しないまま運用すると、実態とズレが生じます。Wordで作った工程表は手動更新が前提となるため、更新ルールを決めて運用することが重要です。
バージョン管理を行う
ワード(Word)で作った工程表は複数人で共有すると、どれが最新版か分からなくなることがあります。ファイル名に日付や版数を入れるなど、バージョン管理を徹底することで混乱を防げます。誤った工程表を参照しないためにも管理ルールが必要です。
関係者への周知を欠かさない
工程表を更新した際は、必ず関係者へ共有しましょう。共有が不十分だと、古い情報のまま作業が進んでしまいます。ワード(Word)で作った工程表はメールやチャットで送付するケースが多いため、周知漏れを防ぐ工夫が重要です。
複雑な工程管理には向かない
ワード(Word)での工程表作成は手軽ですが、大規模プロジェクトや複雑な工程管理には不向きです。工程間の依存関係や進捗の自動管理が難しく、手作業が増える点に注意が必要です。
工程表を作成・管理するならKANNAがおすすめな理由
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まとめ
工程表は、作業の流れを整理し、納期・コスト・品質を守るために欠かせない管理ツールです。ワード(Word)を使えば、特別なソフトを導入せず手軽に工程表を作成できますが、工程が複雑になるほど管理負担が増える点には注意が必要です。
小規模案件や資料提出にはWord工程表が有効ですが、リアルタイム共有や進捗管理を重視する場合は、専用ツールの活用がおすすめです。
工程表の作成・管理をもっと効率化したい方は、現場にも経営にも支持される施工管理アプリ「KANNA」を、ぜひ無料で試してみてください。

KANNA現場ノート編集部
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