「せっかく導入したDXツールが、現場で活用されない」
「社内や協力会社から『従来のやり方から変えたくない』と言われてしまう」
「アカウントは付与したものの、結局使われず、これまでの運用に戻ってしまう」
DXによる効率化実現において、最大の壁は「ツールの選定」ではなく、「ツールの定着」にあります。
特に、協力会社をはじめとする多くの関係者と連携する現場では、FAXや電話、郵送といったアナログな慣習が根強く、デジタル化へのハードルも少なくありません。しかし、現場への浸透なくして業務効率化は不可能です。
本記事では、KANNA導入にあたって独自の「浸透施策」を実行することで、現場のハードルを乗り越え、大きな成果を上げた2社の事例をご紹介します。
【事例1:株式会社東急コミュニティー】
自ら全国行脚し「本気度」を伝える。残業時間20%減を実現した徹底的な対面説明
■ 企業情報: 不動産管理・リフォーム業/従業員数 10,583名(単体)
▼ 導入前の課題
- 電話連絡による作業中断: 協力会社との連絡手段が基本的に「電話」であり、現場の職人も管理側も、電話ごとに作業の手を止めざるを得なかった。
- 導入に対する現場の戸惑い: 社内や協力会社からは「慣習から脱することへの不安」や「新たなツール導入に対する戸惑いの声」があった。
▼ 浸透のための施策
- プロジェクトチームによる「全国行脚」: 導入担当者2名が約2ヶ月間で全国約20社の協力会社を直接訪問。オンラインではなく直接足を運び、「なぜ導入するのか」「皆さんにとってどんなメリットがあるのか」を対面で丁寧に説明し、本気度を伝えた。
- 業務フローへの完全な組み込み: 「今後はKANNAを使います」という曖昧な依頼ではなく、KANNAを組み込んだ業務フローをしっかりと提示。「KANNAなくしては現場工事が成り立たない」仕組みを構築し、現場関係者の納得感を得た。
▼ 導入後の効果
- 残業時間を20%削減: 電話対応が激減し、業務効率が大幅に向上。
- 信頼関係の深化とコンプライアンス強化: 対面説明を通じて現場との距離が縮まった。また、社内の事務担当者を巻き込んだことで完了書類の共有もスムーズになり、支払いの遅延リスクを回避できた。
> 担当者の声
「『私たちが自ら全国行脚する』。協力会社の皆様に対し、KANNA導入に賭ける私たちの本気度を徹底的に伝えるには、この一言に尽きます。あえてアナログに足を運び、顔を合わせて説明を尽くしたことが、結果的に導入後の大きな効果につながりました。」
(事業創造本部 関連事業部 事業推進部 コンシューマー企画室 ソリューションチーム マネージャー 近藤 洋平 様)
マンション専有部分のリフォームを手掛ける同社では、現場との電話連絡による負担と「言った・言わない」の齟齬が課題でした。
ツールの定着を図るため、あえてアナログな「全国行脚」を実施。現場の職人や事務担当者に直接メリットを説き、業務フローに組み込むことで、現場の不安を解消し残業時間の20%削減に成功しました。
この事例の詳細を見る:https://lp.kanna4u.com/casestudy/tokyu-com_2/
【事例2:株式会社クマヒラ】
「スモールスタート」と「マニュアル化」で無理なく展開。郵送文化を一掃した段階的導入
■ 企業情報:セキュリティシステム・金融機関向け設備/従業員数 764名
▼ 導入前の課題
- メールと郵送による非効率: 図面共有はメール、帳票類は郵送で行っており、タイムロスや切手代のコスト負担が常態化していた。
- 法改正を見据えた体制構築: コンプライアンス強化とスピードアップが急務だったが、全国の協力会社へ一斉に新しいツールを浸透させるハードルが高かった。
▼ 浸透のための施策
- 2拠点でのスモールスタート: いきなり全国展開をするのではなく、まずは本店営業部と関東支社の2拠点に絞って試験運用を開始し、実際の使用感や意見を拾っていった。
- 詳細なマニュアルと動画の作成: スモールスタートで得た知見をもとに、約100ページのマニュアルと動画を自社で作成。デジタルに不慣れな人でも迷わず操作できるよう、必要な資料を徹底的に用意した。
▼ 導入後の効果
- 郵送・印紙コストの大幅削減: 見積書や請求書などの帳票をKANNA上で完結させるフローを構築したことで、切手代や収入印紙代が不要に。大幅な経費削減へ。
- 属人化の解消と確認電話の激減: チャットの既読機能で確認作業が消滅。全員が情報を閲覧でき、担当者不在でも業務が滞らない体制を実現した。
> 担当者の声
「ツールを根付かせるには、活用する一人ひとりが効果を実感することが何よりも大切です。まずはスモールスタートで意見を吸い上げ、自社でマニュアルを作成してから全国展開しました。今では『使ったら楽になる』という実感が広がり、他部署からも導入したいという声が上がっています。」
(技術本部 技術部 次長 榎 健 様
関東支社 技術部 さいたま駐在 課長 小久保 喬裕 様)

セキュリティシステム大手のクマヒラ。全国の協力会社とのアナログな帳票のやり取りや情報の属人化が課題でした。
ツールの利用を根付かせるため、まずは一部の拠点で「スモールスタート」を実施。そこで得た知見をもとに充実したマニュアルと動画を用意してから全国展開に踏み切り、「使ったら楽になる」という実感を広げることに成功しました。
この事例の詳細を見る: https://lp.kahttps://lp.kanna4u.com/casestudy/kumahira/nna4u.com/casestudy/kumahira/
まとめ
今回の2社の事例に共通しているのは、ツールを導入して終わりにするのではなく、「使う人」に寄り添った丁寧な準備とフォローを行っている点です。
- 東急コミュニティー: 対面での熱心な説明で本気度を伝え、業務フローにKANNAを完全に組み込む。
- クマヒラ: スモールスタートによる検証と、詳細なマニュアル・動画を自ら作成し、自社での手厚いサポートを用意。
「現場の不安を取り除くことに苦労している」「協力会社への展開がスムーズにいかない」とお悩みの方は、メリットを実感してもらうための「伝え方」や「導入のステップ」を見直してみてはいかがでしょうか。
KANNAは、直感的な操作性と充実したカスタマーサクセス(導入支援)体制で、現場への定着を強力に支援します。まずは無料トライアルで、その使いやすさを体感してください。

KANNA現場ノート編集部
現場の効率化から経営改善まで、建設業界のDX化をワンプラットフォームで実現・サポートするKANNA(カンナ)です。現場管理、経営、法令対応など、建設業界にまつわる様々なお役立ち情報を提供します。





