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【電気工事業×土木業】現場写真をまとめる毎日の非効率な作業をどうにかしたい。KANNAを入れたら一発解決だよ!の一言で導入即決

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株式会社藤電気 X 後藤ボーリング株式会社

土木工事空調設備工事電気工事

今回は、宮城県栗原市で経営をされている、株式会社藤電気と後藤ボーリング株式会社の対談形式でお話を伺いました。藤電気は、KANNAを提供し始めて間もない2020年からご活用いただいています。事業内容は、工場設備の工事や通信・パソコン・光通信の設置や修繕など電気工事全般と通信工事を主に担っています。

一方の後藤ボーリングは、地質・土壌調査を行っており、KANNAは2023年夏に導入したばかり。その導入のきっかけは、ご近所さんでもある藤電気の伊藤氏にKANNAを勧められたことが発端でした。

これまでどんな課題があったのか、また伊藤氏から新たなツールをおすすめされた際、どのようなポイントが導入の後押しとなったのか。お二人にお話を伺いました。

KANNAを導入した目的

【藤電気】事務所のパソコンからでなくとも、出先からスマホで現場の情報を随時確認したい
【後藤ボーリング】現場から職人が事務所に戻ってくる夕方に、同じ事務作業が集中しており、作業量の波を均一にしたかった

KANNAを導入する前の課題

(1)案件情報は、自社のサーバーにパソコンからアクセスしないと確認することができなかった
(2)夕方に写真整理や報告書作成の事務作業が集中しており、作業を分散して生産性を上げたかった

KANNAを導入した効果

(1)いつでもどこでもスマホから情報を確認することができ、事務所への必要以上の移動が減った
(2)現場から写真を撮って保存したと同時に、情報共有されるため、随時報告書等に事務作業を並行して行えるように
(3)現場の職人が事務所に戻ってくる待ち時間も解消され、効率的な作業が実現した

お話を伺った方

(左)【後藤ボーリング】専務取締役 後藤浩二氏
(右)【藤電気】代表取締役 伊藤紀明氏

DXツールを導入する際に重要なのは、費用対効果と同じくらい、導入後のアフターサポートがどれだけ柔軟性があり信頼できるかも鍵

 
—— まず、藤電気さんは主に電気工事をされているとのことですが、後藤ボーリングさんの事業内容の「さく井」工事とはどのようなものなのでしょうか?

後藤氏:「藤電気と共通することなのですが、私と藤電気の伊藤氏は、父親が創業者でその2代目になります。父の代から3つの事業を柱としており、地質調査、土壌調査、さく井工事を行っています。詳しくご説明すると、工場や建物を建設する際に基礎を作る必要があります。その時に、地盤の固さなどをボーリング機械を使って行うのが地質調査。土壌調査は環境調査とも言い、新たに土地を売買する際に土壌の調査が義務化されました。そのため私たちが、売買予定の土地の土壌調査を行います。さく井工事とは、地下水開発です。工場や建物を建設する際、水道から水を引くのではなく、直接地下の水脈から工場用水を確保するための井戸掘削工事です。ロータリーボーリングとも言い、私たちの社名の「ボーリング」はこういった専門工事を担っていることからの由来です。建設業でもありますが、コンサル業でもあり、紙業務がたくさんあります。」

地質調査(ボーリング調査)の様子(提供:後藤ボーリング)

地質調査(ボーリング調査)の様子(提供:後藤ボーリング)   


—— 藤電気さんは、2020年と初期からKANNAを導入いただいています。どういった課題があり導入されたのでしょうか?

伊藤氏:「弊社はかなり前からITツールを導入しており、2003年からデジタルで資料管理というのは行っていました。社内のサーバーにアクセスすると、図面や写真を見返すことができ、案件ごとや年度ごとにわけて管理していたので、早い段階からデジタルへの移行は進めていたんです。ただ、これには問題点があり、事務所内にあるパソコンでないとサーバーにアクセスできない、回線が遅く生産性が悪いなど、どうしたしたものかなーと他のツールを模索していました。これまでのツールを見直すきっかけになったのが「電子帳簿保存法」の改正です。これをきっかけに、今まで使っていた様々なデジタルツールを一斉に見直し、その時に導入した一つがKANNAでした。

 

左から:電気設備工事、ソーラーメンテナンス、LANケーブル設置工事の様子(提供:藤電気)


KANNAを魅力に感じたのは、案件管理のツールを複数見比べたときに、導入後のサポートが一番手厚いという点です。デジタルツールは、導入してからが本番です。現場で色々と試行錯誤する中で、どれだけアフターフォローをしてくれるのか、導入までを熱心にアプローチしてくださること以上に、活用していく中でどれだけ一緒に伴走してサポートしてくれるのか。もっとも重視したポイントはここでした。
 
KANNAは製品を売ることだけでなく、その後私たちがそれだけちゃんと活用していけるのか、それぞれに合わせた運用を一緒に考えてくれます。『これ以上ルールだからできない』『イレギュラーな対応はしていない』ではなく、1対1でポートしてくださいますし、ツール自体も非常にカスタマイズ性が高く、柔軟性が秀でていました。サービス内容は勿論のこと、KANNAのスタッフの人柄にも惹かれましたね。」

株式会社藤電気 代表取締役 伊藤紀明氏


—— 実際KANNAを使い始めて、課題は解決されましたか?

伊藤氏:「導入してすぐに解決、というより、上述したように導入後担当者の方と細かくコミュニケーションをとって、運用を試しながら弊社にマッチした活用の仕方を見つけていった感じですね。
特に明確に分かった変化としては、これまで事務所のパソコンからしか図面や資料を見れなかったのが、KANNAアプリのおかげで、スマホでも案件情報を確認することができるようになったこと。これにより、事務所に戻らなくても、どこでも最新情報を見ることができますし、過去の情報を見返すこともできます。資料を確認するために発生していた、無駄な移動時間が削減されました。最近の悩みは、削減された時間に、新たな仕事がどんどん入ってしまい、おかげさまで忙しくなりました(笑)

私は経営者の立場でもありますので、どうしてもパソコンでの全体管理をなくすことはできません。ただ、現場での情報や更新は、現場にいながら実施できたら非常に効率的になります。また、私が事務所にいるときに、即座に現場の情報や報告を把握しておきたい。この点はKANNA導入によって出来るようになりました。自社だけでなく、協力会社含めて現場に携わるメンバーで案件の情報共有として活用しています。
 


あとは、何かトラブルが起きた時や、お客様からお問い合わせをいただいたときに、過去の資料を見返す際に、デジタル化しておくことで、検索時間がグッと削減されています。」

藤電気の事務所。代表の伊藤氏をはじめ、スタッフの各席はすべてパソコン2台を完備。現場ではスマホを活用しつつ、事務所でのパソコン作業も生産性向上の工夫を惜しまない。左モニター:KANNAの案件一覧画面

  

公共事業の仕事も請け負うため、細かな写真での報告は必須。毎度デジカメでの撮影によって、リアルタイムで写真の共有が困難かつ非効率な時間が発生する

 
——では、次に後藤ボーリングさんにお尋ねします。藤電気さんのご紹介でKANNAを導入されましたが、そもそもの課題はなんだったのか、そこからどのような形でKANNAを進められたのでしょうか?

後藤氏:「夕方に業務が一斉に集中する、ということが問題でした。どういうことかというと、現場作業が終わって、職人が事務所に戻ってきます。今日作業を行った現場の膨大の量の写真整理や、発注元への報告連絡など、事務作業が同タイミングで発生するんです。年間300件以上の案件を受けているため、その日の現場は1か所だけではありません。様々な現場から事務所に同じような時間に戻ってきて、夕方からその対応に追われます。
 
写真のデータは、デジカメで撮影したものを、事務所のパソコンに取り込んで名前を付けて保管して、というフローでした。こうなると、夕方になると急に事務作業の人手が足りなくなる。デジカメ写真の容量も重いので取り込みにも時間がかかっていました。時には、現場からの戻りが遅くなった場合、これらの作業は職人が事務所に帰ってこないとできないので、無駄な待機時間なども発生していました。

 

後藤ボーリング株式会社 専務取締役 後藤浩二氏


こういった悩みを伊藤さんに何気なく話した時に『リアルタイムな情報共有だったらKANNAだよ』とひと言。その場で伊藤氏がスマホに入れていたKANNAのアプリを実際に操作させてもらって、『これはいいぞ』と実感。トライアルなしで、すぐに契約の申し込みをしました。」
 
伊藤氏:「そうそう(笑)そんなの悩むことないよ、KANNA入れれば一発解決だよって(笑) ほかのサービスも見ずにKANNA一択!しかも、今のスマホは画質も申し分ないから、デジカメの引けを取らない。むしろ暗い場所での撮影は、スマホの方が綺麗に撮れちゃうもんね。私たちは、カメラ機能の高さでスマホの種類を選んでいるほどです。」

世代交代が社内のDX推進の絶好の機会、自分たちの代でこれまでの「当たり前」を変えたかった
 
——私たちも、サービスの説明やトライアル期間などを設けることなくご導入いただいたので、正直驚いていました。これまでの運用方法からデジタルへの移行に不安はありませんでしたか?

後藤氏:「不安はありました。冒頭申し上げたように、私は2代目で兄が社長をしています。今年、父が引退をし、我々に代替わりをしました。それを機に、従来の『当たり前の運用』をもっと効率的な運用に変えたいとずっと考えていました。
KANNAのようなデジタルツールへの導入も、会社の仕組みの一掃の1つでもあったので、腹をくくって再スタートした感覚。不安はなかったです。
 
これまでも経営に関しても伊藤氏にはいつも相談していましたし、こちらの事情も分かっている伊藤氏が『そういう悩みがあるならKANNAがいいよ』と言っているなら間違いないなと(笑)即決です。」
 
伊藤氏:「世代交代が、これまで『こうしたい』と思っていた経営や運用を変えるチャンスだったよね。私も父から世代交代して、2代目として会社を引き継ぎました。こういった点も、後藤ボーリングさんと状況が似ていました。
 


父親の代の時は、改善策を提案しても、『こうやってきたんだから、このままでいいんだ!』って突っぱねられて、社内の改革を起こすことはとても困難でした。それゆえ、自分の代になったらどうするかをずっと考えていた。チャンスをうかがっていた訳です。」

——運用をガラリと変えることで、現場からデジタルツールへの抵抗などはなかったのでしょうか?

後藤氏:「これまではスマホを持っていない職人もいました。ですから、職人全員にスマホを貸与する事から始めています。初期経費は掛かりますが、その分運用の生産性が上がるなら、長い目で見たときにスマホを会社で用意し、全員に配ることは費用対効果が高いはず。KANNAはスマホで撮影したらすぐに案件ごとに保存されますし、効率的。デジカメは、野外の悪天候時など、水没や故障・破損の恐れがスマホ以上にあります。さらに、デジカメは、手に持っている人でないとその場の撮影はできません。スマホは全員持ってますし、誰でもすぐに撮影できます。」
 

いきなり社内全体に広めるのではなく、まずは活用を面白がってくれそうなメンバー数人から巻き込み、徐々に社内に浸透させていく。若手が熟練の職人に操作を教える場面も

 
—— 他の社員のみんなさんの反応はいかがでしたか?

後藤氏:「みんながどういう反応になるか未知だったので、手始めに、新規のツールや業務改善に興味を持ってくれそうな核となる職人2人ほどに先に話しました。そこで、少し使ってもらって導入の意義を理解してもらう。すると、いざ全社で活用となった場合、そのメンバーが現場のみんなに活用を促したり、使い方を教えたりするわけです。『それはKANNAを使えばできるよ』といってくれたり。
  
あとは、現場には熟練の職人と若手と、必ずペアで現場に向かいます。技術は熟練の職人が若手に教え、KANNAの使い方が不安な時は、若手がパパっと操作して先輩に使い方を教えたりします。若手は普段からスマホを使い慣れてますから、KANNAも説明なしで、直感的に操作して使いこなしています。複雑すぎない機能やUI/UX(見た目やデザイン)も、活用が浸透するうえで重要ですよね。」
 
—— KANNAを使う中で「これは便利だな」と思う機能はありましたか?

後藤氏:「弊社では主に写真管理や図面の管理をKANNAで行っています。チャット機能はまだそこまで活用していないのですが、今まで事務所にしかなかった案件に関する資料が、スマホで一つに集約された という印象です。デジカメの貸し借りもなくなり、スマホで撮影も各自がタイムリーに実施することができる。スマホさえあれば、案件に関しては安心です。」
 
伊藤氏:「写真で言うと、後藤ボーリングさんのような土地に携わる業務だと、正確な場所を記録することも大事。スマホにはGPS機能が備わっていますし、撮影した写真情報に自動で位置情報も記録されるのも、非常に助かっています。」


後藤氏:「まさにそうなんです。こういったちょっとしたことでも、スマホの便利さを最大限に活用したKANNAの機能によって、日々の小さな作業が積み重なって、結果的に大きな業務削減につながっています。」
 
—— 最後に、今回伊藤氏は後藤氏に KANNAを薦めてくださった下さったわけですが、今後も同じようなお悩みの方がいらっしゃったら、KANNAを薦めたいと思いますか?

伊藤氏:「これはね~、KANNAに対して期待の意味も込めて、もっと『こういう機能があったら』『こんな見え方だったら』という要望は、まだまだたくさんあります(笑)毎回、こちらから意見させて頂くのだけども、冒頭に話したようにKANNAは導入後のアフターフォローやサポートが手厚い。そこに私は信頼性を感じます。KANNAのみなさんは、“お問い合わせ窓口・サポート事務局”ではなく個人名を名乗り、担当として一つ一つ丁寧に向き合って下さる。そういったヒト同士のコミュニケーションをとる姿勢がKANNAの良さかなと思います。
 
ですから、もちろんお悩みや課題解決の糸口になる場合もそうですが、いちばんはアフターフォローが誠実だってところを、おすすめポイントとしてお話ししたいですね。」
 


後藤氏:「私も同感ですね。弊社の場合、そこまでお問い合わせをすることはないんですが、自走して活用できています。そういった直感的にスマホで操作できる点も、おすすめです。何より、今までの課題だった業務の集中が、KANNA導入によって分散されました。リアルタイムに必要な情報が共有されてくるようになり、仕事を終えるのが今までより1~2時間早くなりましたという効果を感じています。弊社と同じような、同時間帯での業務の集中を解決したいコンサル業や土木業の方に、おすすめしたいです。」
 
—— —— ありがとうございました!

会社名
株式会社藤電気
事業内容
電気工事、計装システムの設計
設立年月日
1993年8月
従業員数
6名
ホームページ
https://www.ledyasai.com/
会社名
後藤ボーリング株式会社
事業内容
地質調査、土壌調査、井戸掘削工事
設立年月日
1970年4月
従業員数
26名
ホームページ
http://gotoh-bor.jp/

記事掲載日:2023年12月20日

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