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手書きの手帳からスマホ管理へ 
情報整理と管理が生んだ売上と心のゆとり

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有限会社増渕電気

電気工事

施工管理アプリ『KANNA』を導入して、移動時間や事務作業時間を”カンナのように削り” 業務効率を上げた企業にインタビューするシリーズ。
今回はパナソニックとの共同プログラム「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」の一環でご利用を開始した有限会社増渕電気、今村社長にお話を伺いました。

KANNAを導入した目的

仕事や顧客の情報の整理

KANNAを導入する前の課題

(1)社長の手帳にしか情報がなく、情報共有がいつもギリギリだった。
(2)規模の小さな案件を見落としやすく、伝票や請求の処理に時間がかかっていた。

KANNAを導入した効果

(1)社長の情報を全員で共有できるようになり、先回りして段取りができるようになった。
(2)皆で仕事を回せるようになり、時間的にも精神的にもゆとりが生まれた。

お話を伺った方

有限会社増渕電気
取締役社長 今村 勝也様

地域密着で50年、埼玉県川口市の「まちの電気屋さん」


──増渕電気の事業内容を教えていただけますか。

今村:川口市を中心に地域密着型、いわゆる「まちの電気屋さん」を目指して50年以上にわたって電気工事店を営んでいます。

工事内容は多岐にわたります。エアコン工事やスイッチ・コンセントの工事もやれば、スマートHEMSやHOME IoTの工事もやっております。地域の皆さまがお困りのときに「安全で便利な暮らし」ができるように、気軽に相談できる態勢づくりを心がけております。
私たちは「住まいの電化はパナソニック エキスパート工事店」に加盟していて、地域の皆さんが困ったときに、すぐに飛んでいけるようなレスポンスの早さが自慢です。例えば「家のスイッチが壊れた」と連絡を頂いて10分後に直しに伺ったこともあります。

──BtoCを増やしていった理由を教えていただきたいです。

今村:地域密着の電気工事店は一般的に大手工務店の下請けが多いんです。

昔は景気も良く、仕事も潤沢にあったので良かったのですが、今は金額も徐々に下がってきていて、下請けだけでは立ち行かなくなっています。実際、世代交代で事業を縮小する業者さんも出てきたので、早く手を打たないといけないと思っていました。

こうした経緯を知ったパナソニックさんが協力してくれることになり、「脱・下請け」を目指す形で、数年前から現在のスタイルに転換していきました。今は直接仕事を受けることができるので、自分たちのペースで仕事を進めることができていますね。

社長のメモにだけ集約された情報 整理が困難に


──KANNAの導入前は、どんな課題を抱えていましたか?

今村:一般のお客さまからの、お問い合わせが増えたことでした。ご相談を頂くのは大変嬉しいのですが、問題だったのは案件の内容が私の手帳の中にしかなかったことです。

多いときには1日電話でのやりとりが60〜70件あるので、そのたびに手帳にメモを取っていたので頭の中が混乱することもしょっちゅうでした。

だから、問い合わせを振り返るときに手帳を見たとき、どこに何が書かれているのか探すのが大変だったんです。お客さまの連絡先を探すのに、車を止めて手帳をめくって、10分もかかっていたほどです。

手帳以外の情報管理は、事務所のホワイトボードと打ち合わせでの口頭だけでした。でも、工事の工程管理も私の手帳だけに書かれていたので、職人との共有もできていなかったんです。手帳の情報を整理しようと、他の人が手帳を見ても、電話しながら書いたメモなので殆どが私しか読めない代物になっていました。(笑)

──それは周りの従業員の方々も大変でしたね。
ええ。そんな状態だったので、結果的に私がなかなか案件をアウトプットできずに、職人たちは毎回急に仕事が降ってくる感覚ですよね。全員が目の前のことで精一杯。慌てて段取りさせてしまうこともありました。

それから、私が出向いて短時間で終えてしまうような小規模工事は、報告が漏れてしまうこともあり、材料の伝票があれば事務の方でも気が付けるのですが、どうしても気が付けず請求の漏れなども発生してしまって…
事務を担当する妻も私から情報を引っ張り出すのに必死ですので、顔を合わせれば常に質問攻めでした。(笑)

顧客管理も請求書を元にしている状況で、整理が殆どできていなかったんですね。
「いい加減になんとかしなければ」という焦りもあり、そんな折に「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」が始まり、KANNAをご紹介いただきました。

KANNA導入、時間的にも精神的にも生まれた余裕


──他のアプリやシステムは使っていなかったのですか?

今村:いくつか試してはいましたが、システム単体で完結するものがなくて、不便さを感じていました。

エクセルで顧客データをまとめてからシステムに入れ込む必要があったのですが、その量が膨大で心が折れてしまい諦めた経緯があります。

──しかしKANNAでも顧客データを入力する必要がありますが、それは大丈夫だったのですか?

今村:このタイミングを逃したら、一生顧客管理は実現しないだろうと思い、腹をくくって入力作業に取り組みました。(笑)
多いときには1日100件近くのデータを入力していたので、導入した最初の1ヶ月は寝ているときにKANNAの夢を見るほど、作業に追われていましたよ。

正直、最初はしんどかったです。
しかし、やらねばという義務感と焦りの方が勝っていました。

──それから劇的に変わっていくわけですね! KANNAを導入してからの事務作業はどうなりましたか?

今村:断然早くなりました。それまでは1人で残って夜遅くまで事務作業をする日もあったのですが、かなり時間が短縮されました。

KANNAの入力作業の半分は妻が手伝ってくれて、情報漏れもかなり減りましたし、電話口で混乱しながらメモを取ることが減ったので精神的にも非常に楽になりました。

月末まで溜め込んでいた伝票の処理も都度できるようになり、KANNAを導入してから工事材料を仕入れている業者さんに「すぐに伝票をください」とお願いするようにして、すぐにKANNAに入力するクセを付けています。私たちだけでなく、取引をしている業者さんにも使ってもらおうと思っています。

ちょうど一般のお客さまの問い合わせが増えていたので、KANNAがあって本当に助けられました。情報の整理時間が半分になり、もしこれがなかったら…どうなっていたのかと思うと、ゾッとします(笑)。

──一方、職人さんたちの反応はいかがですか?

今村:弊社には50歳と28歳の現場を担当する社員がいます。当初は入力作業に戸惑いもあったみたいですが、だいぶ慣れてきたようです。

仕事に関してはベテランが若手を教えていますが、KANNAに関しては若手がベテランをサポートしてくれています。便利さが分かってくれたのか定期的に写真をKANNAにアップし、使いこなしていますね。

KANNAに案件の情報を入力することで、職人も頭の中で工事のシミュレーションができるようになったんですよ!それが大きいです。使う材料や、作業工程がイメージできるようになり、前もって段取りもできるし、「仕事しやすくなった」と言ってくれています。

──では、社長は空いた時間をどのように活かしていますか?

今村:社員の負担を減らすため、私は1人でできる細かい仕事を増やしています。
問い合わせへの対応をさらに早く、小さなお困り事には私が駆けつけ、これまでより行き届いたフォロー体制を作っています。
実は細かい仕事が沢山あると利益率も上がるので、会社にとっても非常にありがたいことなんです。

インスタ運用も楽に!夫婦喧嘩も減りました


──その他、変化したことはありますか?

今村:SNSの運用が楽になりました。
弊社では特にインスタグラムとフェイスブックに力を入れていて、職人さんに撮ってもらった現場の写真を投稿したりしています。
SNSでも結構お問い合わせいただいてるんですよ。なので私たちにとって大切な宣伝なんです。

LINEだと数日後に写真がダウンロードできなくなってしまいタイムラインで流れていってしまうので、後日投稿しようと写真を探してもデータが無かったりよく困っていたんですね。KANNAは写真が消えないし、整理もできるのでスムーズです。


あともう一つ…自宅に帰ってからの夫婦喧嘩が減りました!!
私はできるだけ家に仕事を持ち込まないようにしているのですが、「手帳のメモが読みづらい!」「あれはどうなった?」「これは?」と、もう家でもあれやこれや妻から質問されてよく言い争いになっていたんです。

今は「KANNA見ておいて!」の一言です。
ようやく集中して映画を見られるようになりました。(笑)

──最後に、今後の展望をお聞かせください。

今村:新規のお客さまが増えているので、リピート率の向上に取り組んでいこうと考えています。
整理された顧客情報を使って、新しい形のアプローチです。

それから私がやっていた材料の発注を、社員に任せていきたいと思っています。
材料を自分で発注するってすごく大事なことで、人が用意した材料で作業をするのとは違う。責任感がぐっと増すんです。頭に入ってるから作業も早くなるし、モチベーションになる。

KANNAを導入して本当に良かったと思っています。
他の業者さんにもどんどん勧めていきたいですね。

会社名
有限会社増渕電気
事業内容
電気工事業
設立年月日
1964年04月
従業員数
4名
ホームページ
https://masubuchi-el.com/

記事掲載日:2023年04月03日

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