工事案件の進捗状況の見える化を実現!
現場情報のリアルタイムな把握は今後の事業展開のヒントに繋がる

株式会社リアルヴィジョン
電気工事防犯セキュリティ工事施工管理アプリ『KANNA』を導入して、移動時間や事務作業時間を”カンナのように削り”、業務効率を上げた企業にインタビューするシリーズ。今回は、EV設置や太陽光発電をはじめとする電気工事や防犯セキュリティ工事を手がける株式会社リアルヴィジョンの代表取締役の袋雅和さん・施工管理部の伊藤正高さん・Rアンドパートナーズ事業部の嶌美里さんにお話を伺いました。
KANNAを導入した目的
・情報共有の効率化と情報セキュリティ向上のため
・案件の進捗状況をリアルタイムで把握すると同時に市場動向への感度を高める
KANNAを導入する前の課題
- 各案件の進捗状況をリアルタイムに把握できていなかった
- 会社の目が届かない個人間やりとりで現場報告が完結し、情報セキュリティに懸念があった
- 使用したい写真や資料を探すのに時間と手間がかかっていた
KANNAを導入した効果
- 「着工中」「完工後」などの進捗状況ごとに案件をリアルタイムで管理できるようになった
- チャット機能を使用することで、伝達精度の向上と報告の可視化を実現
- 案件別フォルダでデータを管理できるため、簡単に写真や資料を探すことができるようになった
お話を伺った方
右から
嶌美里さん
Rアンドパートナーズ事業部
袋雅和さん
代表取締役
伊藤正高さん
施工管理部
1.KANNAは現場別に情報を管理できるため、日常業務の効率が上がった
──リアルヴィジョンさんはKANNAリリース前からサービス利用のお申し込みを頂いておりました。KANNAに興味を持ったきっかけについて教えて下さい。
袋雅和さん(以下袋):長濱代表とは元々知り合いだったのですが、「普段、現場の写真や案件の共有はどのようにしていますか?」と尋ねられたのが最初のきっかけです。社内の案件管理はLINEとメールを併用して管理していると答えたところ、「それならもっと情報共有が楽になりますよ!」とKANNAを自信満々に紹介していただきました(笑)。
実は、とある業者と共同で現場を担当する際、別の施工管理システムを使用していたのですが、機能が多すぎて使い方が複雑で、この手のツールの導入については難儀していたんです。私自身が職人上がりなので、あまり使い方が難しいと入力が面倒になってしまう職人の気持ちはすごく理解できます。かといって、LINEとメールを活用した管理に限界を感じ、悩んでいる社内の声も聞いていたのでなんとかしたいなと思っていました
株式会社リアルヴィジョン 代表取締役・袋雅和さん
──従来の管理方法ではどのような面で困っていたのでしょうか?
嶌美里さん(以下嶌):画像、資料の共有や案件情報の周知などは私が担当しているのですが、LINEでは業者・担当者さんごとに作成したグループラインを作成していました。そこに画像を直接投稿する形で管理していましたが、当然グループラインではいろんな案件に関するやり取りが同時進行するのでどんどん過去の投稿は埋もれてしまいます。すると、少し時間が空いてから「あの画像が必要だから探さないと」という場面で投稿を遡ったり、そもそもどのグループラインに投稿したのかを思い出すことに時間がかかっていました。
さらに、LINEって画像を保存しないと一定期間で期限切れになって画像を開けなくなりますよね。業者さんは一括で多くの画像を送ってくるため、その都度端末に直接画像を保存しないといけなかったのも非常に手間になっていました。
──まさしく膨大な資料や情報の管理が大変だったのですね。KANNAを導入してからはどのように改善されましたか?
嶌:案件ごとに情報を管理できるのが非常に便利です。クラウド上での画像や資料の共有に加え、業者とのチャットも全て案件別に行うことが可能なため、必要な情報の共有と確認の手間を大幅に短縮できています。そのため報告書や提案書の作成業務に専念できるようになりました。
株式会社リアルヴィジョン Rアンドパートナーズ事業部・嶌美里さん
袋:なかなか現場に顔を出せない立場としては、案件のステータスを確認できるのもありがたいですね。これまでは現場から上がってくるリストを見て進捗を確認する機会が月に一度しかなかったのですが、それだと作業遅延などの問題把握が遅れてしまうリスクがあります。KANNAであれば私のタイミングで全案件を網羅的に把握することが出来るので安心です。
2.社長も内容を確認できるチャットでのやりとりで情報伝達の質が向上
──伊藤さんは現場の進捗確認や、作業をする業者さんとのやり取りの機会が多いと伺っております。KANNA導入前の課題としてどんなものがありましたか?
伊藤正高さん(以下伊藤):現場で撮影してもらった写真や、業務報告をLINEで投稿してもらうのが毎日の業務終わりの流れです。しかし、付き合いが長い業者さんは折角作ったグループチャットではなく個人ラインで連絡されることがしばしばありました。そうなると、別の担当者に情報が伝わらず、会社側で把握できない情報が発生してしまいます。そして職人さんもその報告内容を見るのが私だけ、と分かっているので撮影する写真も撮り方が雑になりがちで……。ブレていたり、自分の指しか映っていないミスショットなどが送信されることも珍しくないため、どうしようかな……と悩んでいました。
株式会社リアルヴィジョン 施工管理部・伊藤正高さん
──親密にお付き合いしているからこその気の緩みですね。KANNA導入でどのように解決されましたか?
伊藤:さきほど嶌からも話がありましたが、KANNAでは案件別にスレッドを作成することができ、その中にチャット機能が搭載されています。そのため、現場とのやり取りは全てKANNAのチャットに統一しました。このチャットは私だけでなく社長をはじめとする案件関係者全員が見られるような設定になっているため、業者さんも緊張感をもって写真や業務報告を投稿してくれるようになりました。誰が見ても伝わるような情報の共有が自然と推進されるようになったことで、写真の撮り直し依頼や内容の確認といった無駄なコミュニケーションを省けますし、連携が円滑になりました。また、情報共有の質の向上はメンテナンスやお問い合わせなどに対応すべく、着完後に案件スレッドを見返したときに当時の状況をスムーズに理解する助けにもなります。これが実現できるのはKANNAならではだと思います。
嶌:あとは、施工前の事前調査の報告の情報量が過不足ない水準に統一できたのも助かっています。
伊藤:そうですね。工事を行う前に現場に足を運んで事前調査を行うのですが、弊社自身で行ったときと業者さんに依頼したときでは情報量にかなりの差がありました。業者さんの場合、自分たちが作業するために必要最低限把握すべきことだけ調べる傾向にあります。KANNAを導入してからは、事前調査のテンプレートに沿って報告するよう依頼することが出来るようになったため、「工事で考慮すべき時間帯や周辺住民」や「駐車する場所」など、直接工事に必要ではないものの、トラブルなく工事を進めるために事前に周知すべき事項も調査・共有していただけるようになりました。
テンプレートが統一されているため、誰が見ても情報を理解しやすい
3.KANNAは費用面・操作性いずれも導入ハードルが低い!現場で浸透中
──実際にKANNAを現場に導入する際、不安はありましたか?
伊藤:新しいツールを導入する時は「使い方が分からない」といった質問がたくさん上がってくるんじゃないかとか、「ちゃんと現場で浸透するのかな……」と不安になるのはKANNAに限らずありますね(笑)。先程、袋の話にもありましたが、職人さんってめんどくさがりで新しいものを簡単には受け入れないので。ただ、実際に「KANNAを使用してください」って現場に周知したところ、こちらから詳しい使い方の説明をしていないにも関わらず、問題なく職人さんたちが使いこなしているので拍子抜けしました。
それだけ、KANNAの画面や操作というのは直感的で分かりやすいのだと思います。
シンプルな画面設計。案件をステータス別に確認できる
袋:費用面で考えても、想定していたコストよりも安いので導入して正解だったと思っています。他社さんの施工管理アプリだと利用ユーザーの数によって金額が大きく変わってきますが、KANNAは無制限というのが良いですね。導入費用や月額費用という面で見ても、お手軽だと思います。現状でもコスト以上の価値を感じていますが、まだまだ私自身がKANNAをフル活用できていないと感じているため、今後も積極的に活用し続けていきたいです。
4.今後は時代のニーズに合致した最先端サービスをKANNAと共に提供したい
──リアルヴィジョンさんは太陽光や電気自動車のEV設置、防犯セキュリティを手がけていらっしゃいますが、今後の事業展望はどのように見据えているのでしょうか?
袋:「2030年半までにガソリン車の販売を廃止する」という目標を政府が打ち出すと考えられています。すると、電気自動車の国内需要は加速度的に増加するでしょう。実は、日本は電気自動車を運転するためのインフラ整備が世界的に遅れています。弊社は電気自動車の先駆車である「テスラ」の指定工事業者としてEV設置工事の実績を保有しております。
今後、メルセデスベンツやBMW、ボルボなどのユーザーさんからも同様にEV設置工事を依頼するケースが増えてくると考えられるため、積極的に取り込んでいきたいですね。
最先端インフラを率先して支えていく!という熱意を感じる展望をお話しいただきました
また、時代の変化に伴って商業施設や大企業が欲しているモノは何か、マーケティングリサーチに力を入れています。これは、弊社の既存のソリューションで出来ることに可能性を狭めるのではなく、必要があれば技術や知見を持つ他社と協働することを前提にクライアントへの新規サービスの提案を目指しています。
このマーケティングリサーチの一環として、KANNAで得られる情報は一つの重要な指針となっています。案件一覧とそれぞれのステータスからは、例えば「防犯カメラ設置の工事が多いということは不況なんだな」といった情勢、また、コロナの状況下でゼネコンや同業他社はどのように動いているのかといった市場動向をリアルタイムで読み解くことが可能です。
これらの情報は短中期的にどの事業に力を入れていくべきかを判断するのにも役立つため、単なる施工管理だけではなく、現場のニーズをリアルタイムかつ正確にキャッチアップするためのツールとして今後も活用していきたいです。
当社代表の長濱光も一緒に記念撮影をしました
- 会社名
- 株式会社リアルヴィジョン
- 事業内容
- 電気工事業・通信工事業・損害保険代理業
- 設立年月日
- 2011年5月
- 従業員数
- 10名
- ホームページ
- http://www.real-vision.co.jp/index.php
記事掲載日:2021年02月13日
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