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出面表とは?その役割や作り方、管理時のポイント、おすすめの方法も

#お役立ち記事
2026/02/24
出面表とは?その役割や作り方、管理時のポイント、おすすめの方法も

出面表とは、建設・建築業界において作業員の勤怠や作業内容を記録・管理するための記録のことです。作業員の勤怠を一元的に管理できる点が特徴であり、現場の労務管理や安全確保の基盤として幅広い現場で活用されています。

ただ、出面表は正しく作成・運用しなければ、労務管理の精度が低下し、賃金トラブルや安全管理上の問題につながりかねません。

そのため、出面表の導入や運用を検討している場合には、役割や作り方、管理時のポイントを事前に理解しておくことが大切です。

本記事では、出面表について、その役割や作り方、管理時のポイントやおすすめの方法を解説します。

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出面表とは、作業員の勤怠を管理する記録のこと

出面表とは、作業員の勤怠や作業内容を記録・管理するための記録のことです。とくに、建設や建築業界の現場で用いられています。

出面表には作業員の氏名や作業日、出勤時間や退勤時間などを記載しており、出面表を用いれば「どこで、誰が、どの作業を、どのくらいおこなったのか」を一覧で把握することが可能です。

このような性質から、出面表を適切に運用することで、労務管理の効率化や人件費の正確な算出が可能になります。また、作業員の配置状況を可視化できるため、安全管理や工程管理の面でも効果を発揮します。

出面表はどのような役割がある?

出面表は作業員の出勤状況や作業内容を正確に記録し、労務管理の基盤として機能する大きな役割を担っています。また、この役割以外にも、安全管理や業務効率化、賃金の透明性確保など、現場運営に欠かせないさまざまな役割があります。

出面表を活用するうえで「自社の現場でどのように活用すべきか」を判断しやすくするため、このような役割は知っておかなければなりません。

ここでは、出面表はどのような役割があるかについて、以下4点を解説します。

出面表の役割

  1. 労務を管理する
  2. 作業員の安全を確保する
  3. 業務効率化を図る
  4. 賃金の透明性を担保する

①労務を管理する

出面表には、作業員ごとの出勤日や作業時間、担当した工程が詳細に記録されます。企業には労働基準法により、労働者名簿・賃金台帳・出勤簿の「法定三帳簿」をつけることが義務付けられています。

出面表を活用することで、作業員一人ひとりの稼働状況を可視化し、適切な人員配置や労務管理につなげることが可能です。

出面表によって労務データが蓄積されるため、工数の見直しや、今後の人員計画の精度向上にも役立てられます。

②作業員の安全を確保する

現場では作業員の過重労働や不適切な配置が事故の原因となるケースが少なくありません。

出面表は各作業員の稼働時間や連続勤務日数を記録しているため、特定の作業員に業務が集中していないかを確認することが可能です。この仕組みによって、過重労働の防止や適正な休憩・休日の確保など、作業員の安全を守る体制の構築が可能になります。

③業務改善を図る

出面表には、各作業員の作業内容や工数が一元的に記録されています。この情報をもとに、作業員一人ひとりの労働時間に問題がないか・無理な作業が続いていないかなどを把握できます。これにより、作業の偏りや非効率な工程を特定し、改善策を講じるための判断材料として活用できます。

④賃金の透明性を担保する

建設や建築業界では、日当制や時給制で働く作業員が多く、賃金の算出根拠を明確にしておかないと、賃金に関するトラブルになりかねません。

このような点を踏まえ、出面表は作業員ごとの出勤日数や作業時間を記録しており、賃金を算出するための支払い根拠として活用されています。

出面表を確認することで、「自身がどのくらいの賃金がもらえるか」が明確になるため、賃金に関するトラブルを未然に防げます。

出面表に記載する内容は?

出面表は、労務管理や安全管理、賃金算出の根拠として活用される記録です。そのため、記載する内容は作業員の勤怠に関する情報が中心となります。

一般的に、出面表には以下のような項目を記載します。

出面表の記載内容

  • 作業員の氏名
  • 責任者・管理者名
  • 所属会社名
  • 作業日
  • 出勤・退勤時間
  • 休憩時間
  • 作業内容(担当工程)
  • 作業場所
  • 労働形態
  • 備考欄(天候・特記事項など)

これらの記載事項は、正確かつ漏れなく記録することが重要です。記載内容に不備があると、賃金の算出ミスや労務トラブルの原因になりかねません。

とくに、複数の現場を掛け持ちする作業員がいる場合は、「どの現場で、どのくらいの時間稼働したか」を明確に区分して記録する必要があります。

このような点を踏まえて、日々の記録を確実におこなう運用ルールを整備しておくことが大切です。

出面表の3つの管理方法

出面表の管理方法には、大きくわけて以下の3つが存在します。

出面表の管理方法

  1. Excel・Googleスプレッドシート
  2. 専用ツール

これらの管理方法は、日々の記録作業の手間や集計の効率、情報共有のスピードなどの点で異なります。とくに、現場の規模や作業員の人数、複数現場の有無によって影響を与えるポイントであるため、自社や顧客の状況に適した選択が大切です。

ここでは、出面表の3つの管理方法について、解説します。

①紙

紙による管理は、手書きの出面表を用いて作業員の勤怠を記録する方法です。印刷された出面表のフォーマットをもとに、出勤時間や作業内容などを記入し、現場の責任者が回収・集計します。

紙による管理は、特別な設備やITスキルが不要で、誰でもすぐに使い始められる点がメリットです。用紙があればどこでも利用できるため、インターネット環境がない現場でも問題なく運用できます。

しかし、集計作業に手間がかかるほか、紛失や汚損による記録消失のリスクには注意が必要です。

このような性質から、紙による出面表の管理は、小規模な工事や短期間のプロジェクトで使用されるケースが多く、作業員の数が少ない現場では手軽な方法として利用されています。

②Excel・Googleスプレッドシート

Excel・Googleスプレッドシートといった表計算ソフト・ツールを用いて、出面表を管理する方法があります。

この方法ではテンプレートで記入項目を統一し、関数で集計を自動化することが可能です。また、クラウドで管理できるように設定しておけば、いつでも、どこでも出面表を編集できます。

一方で、管理のルールを定めておかないと、ファイル管理が煩雑になりやすく、整合性が損なわれるおそれがあります。

このような点から、Excel・Googleスプレッドシートによる管理は、中規模のプロジェクトを中心に広く採用されており、紙からの移行先として導入されるケースが多いです。

③専用ツール

専用ツールによる管理は、施工管理アプリやクラウド型の勤怠管理システムを活用する方法です。スマートフォンから直接入力でき、データはクラウド上に自動保存されます。

専用ツールにはリアルタイムでの情報共有や自動集計といった機能を備えており、現場にあわせたカスタマイズが可能な点が大きなメリットです。また、アクセス権限の設定によってセキュリティ面の心配も不要です。

ただ、導入や運用のために費用が必要であったり、担当者がツールの操作を理解する必要があったりといった点に留意が必要です。

上記のような点から、専用ツールを用いた管理は、複数現場を同時に管理する企業や大規模プロジェクトで採用が進んでおり、業務効率化を目的に導入するケースが増えています。

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出面表を管理する際の5つのポイント

出面表は適切に管理することで、労務管理の精度向上や業務効率化といった効果を最大限に発揮できます。

このような点から、出面表の運用においては管理体制を整えることが大切です。とくに、日々の運用ルールを明確にし、管理のしやすさを意識した仕組みを構築することで、現場全体の管理品質を高められるようになります。

ここでは、出面表を管理する際の5つのポイントについて、解説します。

出面表を管理する際のポイント

  1. 担当者を決める
  2. 記入を定例化する
  3. 複数人でチェックする
  4. 関係者に共有する
  5. 情報漏えいを防ぐルールを作る

①担当者を決める

出面表の管理は、責任の所在が曖昧な場合には記入漏れや集計の遅延が発生しやすくなります。

このようなことから、作成や管理をおこなう担当者をあらかじめ決めておくようにしましょう。プロジェクトが大規模である場合には、エリアや工程単位で担当者を決めると、管理の精度を高めやすくなります。

②記入を定例化する

出面表の記入タイミングが担当者ごとにバラついていると、記録の抜けや不正確さが生じやすくなります。

このような事態を防ぐためには、記入作業を毎日の業務フローに組み込み、定例化することが大切です。たとえば、「作業終了後に、〇〇を必ず記入する」といった具体的なタイミングを設定しておくと、記録の抜けや不正確さを防止できます。

③複数人でチェックする

出面表の記録を1人だけでチェックしてしまうと、入力ミスや記載漏れを見落とすリスクが高まります。

そのため、記入者とは別に管理者や事務担当などの複数人によるチェックをおこないましょう。チェックのタイミングは、週次や月次で設定しておき、「その時間に、別の方にチェックをしてもらえる仕組み」が効果的です。

④関係者に共有する

出面表の情報は、現場の管理者だけでなく、経理担当や顧客など、複数の関係者にも影響する内容です。

そのため、出面表の内容をタイムリーに共有する仕組みを整えておくことが大切です。Excelや専用ツールなどを利用すれば、メールやチャットに出面表を添付して共有できるようになります。

⑤情報漏えいを防ぐルールを作る

出面表には、作業員の氏名や所属会社などの大切な個人情報が含まれています。

そのため、もし、情報が外部に漏えいしてしまうと、プライバシー侵害や取引先との信頼関係悪化につながりかねません。

このような点を未然に防ぐためにも、情報に関する取扱いルールの策定をおこなっておきましょう。また、ツールを利用する担当者への指導やフォローも欠かさずおこなっておくと、より厳重な体制を構築することが可能です。

出面表の管理は専用ツールがおすすめ!

出面表の管理には、専用ツールの利用がおすすめです。クラウド型勤怠管理ツールを使えばスマートフォンやタブレットにより現場でも簡単に出退勤を打刻できます。

また、施工管理アプリ「KANNA」などの施工管理アプリでは、スマートフォンやタブレットから現場情報をリアルタイムに更新・共有でき、報告機能やチャット機能も搭載されていて便利です。

実際に、内装工事を手掛ける株式会社SEEDでは、KANNAの報告機能で出退勤時間を管理する運用に切り替え、出面管理の負担を大幅に軽減しています(※)。

このようなことから、もし、現状の出面表の運用に課題を感じていれば、施工管理アプリの「KANNA」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

(※)参考:KANNA「脱・SNSアプリにより、情報共有も出面管理も、さらにはコミュニケーションも円滑化!」

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まとめ

本記事では、出面表について、その役割や作り方、管理時のポイントやおすすめの方法を解説しました。

出面表は、建設・建築業界における作業員の勤怠管理に欠かせない記録です。労務管理や安全管理、業務効率化、賃金の透明性確保といった多くの役割を担っており、適切に運用することで現場全体のマネジメント品質を高められます。

そんな出面表の作成や管理にあたっては、必要な項目を確実に記載したり、自社・顧客に適切な管理体制を整えたりと、それぞれのポイントをおさえることが大切です。

そのうえで、もし、出面表の作成・管理をより効率的におこないたい場合は、デジタル技術を活用した専用ツールの活用がおすすめです。

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よくある質問

出面表とは?

出面表とは、建設・建築業界において作業員の勤怠や作業内容を記録・管理するための記録のことです。

出面表の作り方とは?

出面表の作成自体は、以下のステップで簡単におこなえます。

出面表の作り方

  1. プロジェクト内の作業を洗い出す
  2. 作業員に作業を割り当てる
  3. 出面表に必要な項目を記載する
  4. プロジェクトのメンバーに共有する
  5. 進捗状況に応じて、出面表を更新する

出面表の管理のおすすめの方法とは?

出面表の管理は表計算ソフトで簡単におこなえるものの、長期的に効率良く運用したい場合にはクラウド型近大観リーツールなどの専用ツールの利用がおすすめです。


KANNA現場ノート編集部

KANNA現場ノート編集部

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