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工事写真で撮るべき項目一覧と撮影ルール!撮影時のコツも解説

#お役立ち記事
2026/02/25
工事写真で撮るべき項目一覧と撮影ルール!撮影時のコツも解説

工事写真とは、施工内容の証明や品質管理を目的として撮影する記録写真のことです。建設・建築工事の現場において、適切な施工管理や完成後のトラブル防止のために欠かせない存在となります。

そんな工事写真は、撮影が必要な項目が国土交通省のルールによって定められています(※)。必要な項目が撮影されていない場合、検査で不備を指摘されたり、再撮影や施工のやり直しにつながりかねません。

このような事態を避けるためにも、工事写真で撮るべき項目を理解しておくことが重要です。

本記事では、工事写真で撮るべき項目について、撮影ルールとコツを交えて解説します。

(※)参考:国土交通省「写真管理基準」

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【基本】工事写真の役割は工事の詳細を確認する資料

工事写真は施工内容を視覚的に記録し、工事の詳細を確認するための重要な資料です。具体的には、現場の着工前・完成後の様子や、完成後には確認できない構造部分といった施工内容を客観的に証明できるようになります。

そんな工事写真は、以下のような役割を担っています

工事写真の役割

  • 施工内容の証明
  • 品質管理の記録
  • 安全対策の確認
  • トラブル発生時の説明資料
  • 発注者・監査員への報告

上記のような点を踏まえ、健全な工事運営をおこなうために欠かせないものが「工事写真」といえるでしょう。

参考:国土交通省「写真管理基準」

【重要】工事写真として撮るべき8つの項目とは?

工事写真として撮影する項目は、国土交通省が定めるルールにもとづいて定められています。このルールには「撮影されていない場合のペナルティ」も定められており、検査時に不備を指摘されたり、施工内容の証明が困難になったりするおそれがあります。

このようなことから、工事写真で撮るべき項目やポイントは事前に把握しておくことが大切です。

ここでは、工事写真として撮影しなければいけない内容について、以下の8点を解説します。

工事写真として撮るべき項目

  1. 着工前・完成写真
  2. 施工状況写真
  3. 安全管理写真
  4. 使用材料写真
  5. 品質管理写真
  6. 出来形管理写真
  7. 災害・事故写真
  8. その他(公害、環境、補償など)

参考:国土交通省「写真管理基準」

①着工前・完成写真

着工前・完成写真は、工事開始前と完了後の現場の状態を記録するための写真です。

この写真は発注者への説明や施工内容の証明資料として使用されるため、工事の全体像が把握できる位置から撮影することが求められます。

着工前・完成写真の撮影時には、同じ位置や同じアングルから撮影することが大切です。このように工夫することで、工事によって現場がどのように変化したかを比較しやすくなります。

②施工状況写真

施工状況写真は、工事の各工程における施工の様子を記録するための写真です。

この写真は、「施工手順や施工方法が設計図書・仕様書で決められた内容でおこなわれているか」を確認する資料として使われます。

施工状況写真を撮影する際には、必ず完成後には確認できない基礎や構造内部の撮影を忘れないようにしてください。このような写真を残しておくことで、不要なトラブルを未然に防げます。

③安全管理写真

安全管理写真は、現場で実施している安全対策の状況を記録するための写真です。

この写真は、作業員の安全確保や法令遵守を確認する資料として利用されています。足場の設置状況や保護具の着用、立入禁止区域の表示、安全掲示物などが対象として撮影されるのが一般的です。

安全管理写真の撮影時には、「安全設備が正しく設置されているか」や「作業員が保護具を着用しているか」といった点がわかるように撮影しなければなりません。

④使用材料写真

使用材料写真は、工事で使用する材料の種類や規格を記録するための写真です。

この写真は、施工品質の裏付け資料として活用され、発注者や検査担当者への説明に使われています。材料の品番やメーカー名、製造ロット番号などが判読できる状態で撮影することで、仕様書どおりの資材が使用されていることを証明できるためです。

使用材料写真の撮影時には、材料のラベルや実際に使用した量が明確に判断できるように写すことが大切です。

⑤品質管理写真

品質管理写真は、施工が設計図書や仕様書に定められた品質基準を記録するための写真です。

この写真は、検査対応や発注者への品質説明、施工記録の確認といった場面で使用されます。コンクリートの打設状況や養生状況、溶接部の検査結果など、建築物の品質に影響する工程を中心に撮影するのが一般的です。

品質管理写真の撮影時には、検査対応や施工記録の確認がスムーズになるよう、試験結果や計測値が確認できる状態で記録しておくことが重要です。

⑥出来形管理写真

出来形管理写真は、施工された構造物の寸法や形状が設計図面どおりであるかを記録するための写真です。

この写真は、検査対応や施工内容の証明といった場面で活用されます。スケールやメジャーを写し込むことで、測定箇所と測定値の両方を視覚的に確認できるように撮影するのが一般的です。

出来形管理写真を撮影する際には、スケールやメジャーを写し込み、測定箇所と測定値の両方が明確にわかるよう記録することが大切です。

⑦災害・事故写真

災害・事故写真は、工事中に発生した災害や事故の状況を記録するための写真です。

この写真は、事故原因の調査や再発防止策の検討の際に用いられるものです。発生直後の現場の状態を正確に撮影することで、被害の範囲や程度、事故の経緯などを客観的に確認できます。

なお、災害・事故写真の撮影時には、事故現場の全体像と詳細の両方を記録しておきましょう。このような写真を残しておくことで、今後の安全対策や現場管理の改善にもつなげやすくなります。

⑧その他(公害、環境、補償など)

その他の写真は、工事が周辺環境へ与える影響に対して、適切な配慮がおこなわれていることを記録するための写真です。具体的には、防音シートの設置状況や散水による粉塵対策、周辺住民への配慮など、騒音・振動対策や環境保全への取組みを撮影するのが一般的です。

この写真は地域住民や環境へ配慮している姿勢を示す資料として、発注者への説明や報告に利用されることから、それぞれの状況が明瞭にわかるように撮影しなければなりません。

国土交通省が定める工事写真の撮り方のルール

工事写真には、撮影項目以外にも国土交通省が定める撮影のルールがあります。このルールを理解していなければ、基準を満たしているつもりでも、検査で不備を指摘され、再撮影や施工のやり直しが発生するおそれがあります。

このような事態を防ぐためにも、撮影時のルールを事前に確認し、適切に記録を残すことが重要です。

ここでは、国土交通省が定める工事写真の撮り方について、以下の3点を解説します。

工事写真の撮り方のルール

  1. 写真サイズ・解像度
  2. 小黒板で撮影情報を記載
  3. 撮影した写真の加工は禁止

参考:国土交通省「写真管理基準」

①写真サイズ・解像度

工事写真は、カラー写真かつ100万〜300万画素程度の解像度で撮影することが定められています。ファイルサイズは1,200×900〜2,000×1,500ピクセル程度が基準です。

基準を満たさない場合、検査で受理されず再撮影になるおそれがあります。

このようなことから、撮影前にカメラの設定を確認し、指定範囲内に調整しておくことが大切です。

②小黒板で撮影情報を記載

工事写真は、原則として以下の項目から必要なものを記載した小黒板を、撮影対象とともに写し込むことが定められています。

小黒板に記載する項目

  • 工事名
  • 工事種目
  • 撮影部位
  • 寸法・規格
  • 撮影時期
  • 施工状況
  • 立会者名

撮影前に小黒板の記載内容を確認し、内容の漏れがなく、文字がはっきり読める状態で撮影することが重要です。

③撮影した写真の加工は禁止

工事写真は、撮影後の明るさやコントラストの調整、トリミングなどの画像処理が禁止されています。これは、加工が原因で施工状況の正確性を損なうおそれがあるためです。

撮影した画像が暗い場合や不要な部分が写っている場合でも、編集は認められていません。

このようなことから、撮影時点で適切な明るさや構図を考え、編集の必要がない状態で記録することが重要です。

工事写真を問題なく撮影するための5つのコツ

工事写真を問題なく撮影するためには、ルール以外にも知っておくべきコツがあります。コツを知らなければ、撮影漏れや写真の不備につながり、せっかく撮影した工事写真が使用できなくなるおそれがあります。

このような事態を防ぐためにも、撮影時のコツをあらかじめ理解しておくことが重要です。

ここでは、工事写真を問題なく撮影するためのコツについて、以下の5点を解説します。

工事写真を問題なく撮影するためのコツ

  1. 事前に撮影計画・チェックリストを作成する
  2. 撮影担当者を決める
  3. 同じ撮影場所でも複数枚撮影しておく
  4. 撮影した写真はその場で確認する
  5. 専用ツールを導入する

①事前に撮影計画・チェックリストを作成する

撮影計画がないと、現場で「何を撮影すべきか」が曖昧になり、撮り忘れや記録漏れが発生するおそれがあります。

このような事態を防ぐためには、チェックリストを作り、工程ごとに必要な写真の種類や撮影タイミング、担当者を明確にすることが大切です。事前にチェックリストを作成しておけば、撮影後に漏れがないかを確認しやすくなり、検査対応や台帳作成もスムーズに進められるでしょう。

②撮影担当者を決める

担当者が不明確だと、「誰が撮影するのか」が曖昧になり、重要な工程の写真が残されないおそれがあります。

「誰が撮影するべきか」を明確にするためにも、撮影担当者を事前に決め、責任の所在を明確にすることが大切です。担当者間で撮影計画を共有しておけば、複数人での撮影時も役割分担がスムーズになり、現場での混乱を減らせるでしょう。

③同じ撮影場所でも複数枚撮影しておく

1枚しか撮影していないと、ピントが合っていなかったり、必要な情報が写っていなかったりした場合に、撮り直しが必要になるおそれがあります。

このような点を踏まえ、同じ撮影場所でも複数枚撮影しておけば、撮影後に不備が見つかった場合でもほかの写真で代用しやすくなります。また、全体像と詳細の両方を残すことで、提出時に必要な情報が不足するリスクを抑えられるでしょう。

④撮影した写真はその場で確認する

工事写真は、ピントのズレや明るさの不足が原因で、レンズで見た光景と実際の写真での写り方が異なることも少なくありません。

このような事態を防ぐためにも、撮影時はその場で写真を確認して、不備があればすぐに撮り直しましょう。画像データの細部まで確認する癖をつけておけば、撮影漏れや記録不足のリスクを抑えられるでしょう。

⑤専用ツールを導入する

手作業で台帳を作成する場合、写真の仕分けや情報入力に多くの時間がかかり、現場の負担につながりやすい点が課題です。

このような課題を解決する方法として、専用ツールを活用する選択肢があります。

たとえば、施工管理ツール「KANNA」は、工事写真の撮影から台帳作成、共有までを1つのツールで完結できる点が特徴です。写真台帳機能に加え、チャットやカレンダーなどの機能も備えており、現場業務全体の効率化につながります。

上記を踏まえ、工事写真の管理に負担を感じている場合は、専用ツールを導入することで、解決できる可能性が高まります。

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まとめ

本記事では、工事写真で撮るべき項目について、撮影ルールとコツを交えて解説しました。

工事写真は、国土交通省が定めるルールにもとづいて、着工前・完成写真や施工状況写真など、8つの項目を撮影し、適切に整理することが求められます。また、撮影時には写真サイズや未加工といったルールを守らなければなりません。

もし、これらの項目やルールに従わなかった場合、検査で不備を指摘されたり、再撮影や施工のやり直しで手間を増やしたりするリスクがあります。

このような事態を避けるためにも、撮影計画を立てたり、専門ツールを導入したりして、現場の負担を軽減しつつ、確実な工事写真を残しましょう。

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よくある質問

工事写真として撮るべき項目は?

工事写真として撮るべき項目は、以下の8つです。

工事写真として撮るべき項目

  • 着工前・完成写真
  • 施工状況写真
  • 安全管理写真
  • 使用材料写真
  • 品質管理写真
  • 出来形管理写真
  • 災害・事故写真
  • その他(公害、環境、補償など)

工事写真の撮り方のルールは?

工事写真の撮り方には、国土交通省が定める以下のルールがあります。

工事写真の撮り方のルール

  • カラー写真かつ100万〜300万画素程度の解像度で撮影する
  • ファイルサイズは1,200×900〜2,000×1,500ピクセル程度
  • 小黒板を撮影対象とともに写し込む
  • 撮影後の明るさ調整やトリミングなどの加工は禁止

工事写真を撮影するためのコツは?

工事写真を問題なく撮影するためのコツは、以下の5点です。

工事写真を問題なく撮影するためのコツ

  1. 事前に撮影計画・チェックリストを作成する
  2. 撮影担当者を決める
  3. 同じ撮影場所でも複数枚撮影しておく
  4. 撮影した写真はその場で確認する
  5. 専用ツールを導入する

KANNA現場ノート編集部

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