ホーム導入事例

「情報の架け橋」で実現する 現場の効率化と営業の連携強化

建設業(電気工事業)建設業(その他設備工事業)
#500〜999名
サムネイル
ロゴ

会社名

日立エレベータータイ社(Hitachi Elevator (Thailand) Co., Ltd.)

従業員数

約650名

事業内容

昇降機事業、スマートビルディング事業

活用サービス

KANNAプロジェクト

タイで約50年間にわたり昇降機事業を展開し、ビル内の安心でスムーズな移動を支えてきた日立エレベーター。現在、同社はスマートビルディング事業という新たな挑戦を始めました。この事業では、セキュリティ、エネルギー、運営の効率化など、あらゆる側面から建物全体の価値を向上させることを目指しています。
 
事業を推進する中で課題となったのは、お客様や協力会社からの問い合わせやタスクがメール、LINE、口頭など、様々な場所に分散していたことでした。これにより、一つひとつのタスクの業務管理に多くの時間を要していました。
 
こうした課題を解決するため、日立エレベーターではKANNAを導入。これまでどんな課題があり、なぜKANNAを選んだのか。そして導入後どのような効果を実感されているのか。KANNAの運用を牽引される高津善彦様、Watchara Wongrattanatrai様、Pongpitak Paksarn様の3名にお話を伺いました。

KANNA導入の背景と効果

課題

・問い合わせやタスクがメール、LINE、口頭などに分散し、状況の把握と対応に時間を要していた
・Excelでの業務管理は工程が複雑で、また、報告のためにオフィスに戻る必要があり、手間がかかっていた
・情報の見落としや報告の遅れにより、品質低下につながっていた

導入の決め手

・シンプルで直感的なUIにより柔軟に業務対応できる点
・タイ語・日本語・英語による手厚いサポート体制で、スムーズに導入できた点

効果・改善

・スマホでリアルタイム報告が可能になり、オフィスへの移動や会議頻度を削減。業務効率が大幅に向上
・情報共有が迅速になり、バックオフィス支援を含む問題解決もスピーディかつ正確に
・営業とプロジェクト管理をつなぐ「架け橋」となり、顧客への提案力が強化

お話を伺った方

<p>日立エレベータータイランド社(Hitachi Elevator (Thailand) Co., Ltd.)<br>Digital Building Solution Division, General Manager 高津善彦様<br>Digital Building Solution Division, Assistant General Manager Watchara Wongrattanatrai様<br>Digital Building Solution Division, Senior Department Manager Pongpitak Paksarn様</p>

日立エレベータータイランド社(Hitachi Elevator (Thailand) Co., Ltd.)
Digital Building Solution Division, General Manager 高津善彦様
Digital Building Solution Division, Assistant General Manager Watchara Wongrattanatrai様
Digital Building Solution Division, Senior Department Manager Pongpitak Paksarn様


非効率を解消し、スマートビルディング事業を支えるDX基盤

—— まず、御社の事業についてお聞かせください。

高津様:近年、東南アジアでは都市化が急速に進み、高層ビルや大型複合施設の建設が相次いでいます。建物は単なる居住や業務の場ではなく、効率性や快適性、さらには持続可能性といった観点でその価値が評価されるようになっています。そうした潮流の中で、スマートシティやスマートビルディングの需要はますます高まっており、私たちもそのニーズに応えていく必要があると感じています。


日立エレベーターはタイで約50年間、昇降機事業を通じて人々の安全で快適な移動を支えてきました。エレベーターやエスカレーターは、人々の生活を支えるインフラであり、都市の発展に欠かせない存在です。その技術と経験を基盤に、現在はセキュリティやエネルギー効率、運営管理など、建物全体の価値を多角的に高める「スマートビルディング事業」に挑戦しています。私たちが掲げるミッションは、“ビルの未来を創る”ことです。社会に持続可能な価値を提供し、都市と人々の暮らしをより良くしていくことを目指しています。
 

現場対応を阻む「情報の分散」と「報告の手間」

—— 事業を進める上で、どのような課題に直面されていたのでしょうか?

高津様お客様や協力会社とのやり取りは、メールやLINE、口頭など複数のチャネルに分散しており、進捗やタスクを追いかけるのに非常に時間がかかっていました。情報が点在することで、対応が遅れたり、状況把握に漏れが生じるリスクも抱えていました。


ジョム様:現場の管理はExcelが中心でしたが、工程が複雑化していて使い勝手が良いとは言えませんでした。さらに、報告書を作成するために毎回オフィスに戻らなければならず、その間は現場対応が止まってしまいます。これが顧客対応の遅れや業務品質の低下につながることもあり、解決策が求められていました。
 
—— そうした中で、なぜKANNAを導入されたのですか?

高津様:複数のツールを検討しましたが、KANNAはシンプルで直感的なUIを持ち、現場のスタッフにもすぐ浸透できると感じました。そして一番の決め手はサポート体制です。新しいツールは導入後に現場で定着しないケースも多いのですが、KANNAはタイ語・日本語・英語の3言語で対面支援をしてくれました。親身に伴走いただけたことで、導入は非常にスムーズに進みました。
 

現場・経営・営業をつなぎ、業務効率と提案力を一気に向上

—— 実際の導入効果について教えてください。

ジョム様:最大の変化は現場報告の効率化です。以前はオフィスに戻ってパソコンで報告書を作成していましたが、KANNA導入後はスマホ1台で写真を添付し、その場でリアルタイムに報告できるようになりました。大幅な業務時間の短縮と、情報共有スピードの改善を実感しています。
 


アン様:経営の観点から見ても、KANNAの効果は非常に大きいです。特に3つの点で効率化を実感しました。まず1つ目は、一部の業務工程の削減です。プロジェクト管理チームは、KANNAのシステムで情報がリアルタイムに更新されるため、頻繁にオフィスで会議をする必要がなくなりました。

2つ目は、問題解決の迅速化です。特にバックオフィスからの支援が必要な問題解決において、より迅速かつ的確に対応できるようになったのです。

そして3つ目は、KANNAがプロジェクト管理チームと営業チームの「架け橋」になったことです。営業チームがプロジェクト管理チームの情報にリアルタイムでアクセスできる権限を設定することで、問題や解決策といった情報を得ることができ、正確で的確なソリューションを提案できるようになりました。

 
最も明確に変わったのは、現場からの報告プロセスです。以前は、報告書を作成するためにオフィスに戻ってパソコンを使う必要がありましたが、KANNAを導入してからは、スマートフォン1台で写真を添付し、すぐにリアルタイムで報告できるようになりました。営業担当者が最新の現場情報を即座に確認できるようになり、顧客に対してより正確で信頼性の高い提案が可能になった。これは営業活動全体の質を引き上げる結果にもつながっています。


社内から社外へ、KANNA活用で広がる未来への展望

—— 今後の展望についてお聞かせください。

高津様:私たちは今後、KANNAを社内業務だけでなく、協力会社やお客様との間でも活用していきたいと考えています。現場とオフィス、そして外部パートナーをシームレスにつなげることで、プロジェクト全体のスピードと品質をさらに向上させることができます。そして最終的には、スマートビルディング事業を通じてタイの持続可能な街づくりに貢献していくことが私たちの大きな目標です。KANNAはそのビジョンを実現するために欠かせない基盤になると確信しています。


記事掲載日:2025年09月02日

関連する記事

サムネイル
ロゴ

「図面を忘れた!」「あの件どうなった?」が激減、DXで変わる時間と場所に縛られない働き方

株式会社弘洋

製造業建設業建設業(電気工事業)
#50〜99名

今すぐKANNAをはじめましょう

3分でわかるKANNA
資料ダウンロード
新規会員登録
無料ではじめる

お電話でのお問い合わせ

受付時間:平日 10:00 ~ 18:00

03-6228-1844

Aldagram

会社概要

お問い合わせ

© 2025 Aldagram Inc.