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老舗食品製造会社が紙帳票を脱却、リアルタイム同期で在庫ロスを防ぎ生産管理を改善

製造業卸売業・小売業
#50〜99名
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会社名

中央冷蔵株式会社

従業員数

57名

事業内容

冷蔵倉庫 氷製造 食品輸入 食品配送

活用サービス

KANNAレポート

広島県で食品の冷凍・冷蔵、輸入から配送まで幅広く事業を展開し、地域社会の食を支える中央冷蔵株式会社。なかでも祖業である製氷部門は、設立から約70年の歴史を誇る老舗です。しかし、その歴史と信頼の裏側で、長年の課題となっていたのが「紙帳票」の山。毎日発生する20種類もの帳票が事務所の棚を埋め尽くし、過去の記録を探すだけでも一苦労。さらに、リアルタイムでの情報共有ができないことで、迅速な意思決定が遅れることも悩みの種でした。


そうした課題の解決策として、中央冷蔵ではペーパーレス化を推進するデジタル帳票アプリ「KANNAレポート」を導入。背景にあった課題の詳細から導入の決め手、早くも表れ始めた変化まで、導入を推進された家田豪様にお話を伺いました。

KANNA導入の背景と効果

課題

・紙帳票が山積、管理と確認の限界:記入から提出、確認までに時間がかかり、保管・抽出作業も煩雑

導入の決め手

・電子化後も帳票の見た目そのまま:従来のExcelフォーマットをそのまま活用でき、現場の混乱を回避

・導入不安を解消する初期費用0円:無料トライアルで、自社の課題解決に有効か検討可能だった

効果・改善

・記入内容をリアルタイムに同期:提出・受領の手間なく即時確認が可能、確認後の対応も迅速化

・工場に持ち込む紙とペンを一掃:持ち込み物を減らせることから安全性も向上し、経費にかかるコストも削減

お話を伺った方

<p style="text-align:justify"><span style="color:#000000">中央冷蔵株式会社 取締役 製氷部長 家田豪様</span></p><p><br></p>

中央冷蔵株式会社 取締役 製氷部長 家田豪様


創業70年の老舗メーカーに立ちはだかった「紙帳票」の壁

—— はじめに、中央冷蔵株式会社の事業内容をお教えください。

家田様:当社は、食品・物流・製氷の3つの事業を柱としています。食品部では主に冷凍食品の一時保管や輸入、物流部では保管・輸入した食品の各拠点への配送を担っています。そして、創業の1953年(昭和28年)から続く製氷事業は、中央冷蔵の原点です。伝統的な製法で作る純氷を時代のニーズに合わせて加工・販売し、配送まで自社で行っています。今回KANNAを導入したのは、この製氷部です。


—— 製氷部にKANNAレポートを導入。その背景には、どのような課題があったのでしょうか?

家田様:一番の課題は、紙ベースの帳票運用による非効率でした。私たちが製造する氷は食品ですので、生産管理(製造量、出荷量、在庫量など)に加え、食の安全を守るための金属探知機の動作確認や、工場内の温度・湿度管理など、必要となる帳票は全部で約20種類にもなります。 これらの帳票をファイルにまとめて保管するのですが、事務所の棚がすぐに満杯になってしまうんです。過去の記録を探すのも大変で、棚からファイルを引っ張り出し、1枚ずつめくりながら探し出す...。正直、手に負えない状況でしたね(苦笑)。

また、紙運用ではリアルタイムでの確認ができませんでした。これまでは1日の業務終了後に、従業員たちに記入済みの帳票を提出してもらっていました。しかし、金属探知機の動作確認や温度管理などは1日に3〜4回もチェックが必要です。問題が発生すればすぐに連絡が入りますが、チェックのたびに結果を確認できていれば、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。 とはいえ、その都度私が工場に足を運んでいては他の仕事が進みません。この課題を解決するには帳票を電子化するしかない、と考えたのです。


スマホで簡単、現場に優しい「見た目そのまま」電子化

—— 帳票を電子化するためのツールとして、KANNAレポートを選ばれた理由をお聞かせください。

家田様:KANNAレポートを選んだ理由の一つは、初期費用がかからないことです。ITシステムは数十万、時には数百万円もの費用がかかることがあり、導入に失敗は許されません。通常、テスト運用にもコストが発生することが多いのですが、KANNAは初期費用が0円。このツールが本当に自社の課題を解決してくれるのかを、無料で見極められたことが大きな後押しになりました。

そしてもう一つは、これまで使っていたExcelのフォーマットをそのまま活用でき、スマートフォンやタブレットで開いても見た目が変わらない点です。管理者としては早く電子化したい。しかし、フォーマットが変わると現場の従業員たちが戸惑い、「使いにくいから使わない」という事態になりかねません。電子化しても見た目が変わらないことは、導入を決める上で非常に重要なポイントでした。

また、帳票の簡単な修正やアレンジが容易なことも決め手の一つです。Excelのフォーマットをそのまま使うとはいえ、スマートフォンやタブレットで見ると、セルのちょっとしたズレが気になるものです。そこでツールの運営元であるアルダグラムに問い合わせたところ、「こんなに簡単に修正できるのか!」と驚きました(笑)。結局、問い合わせたのはその一度きりです。ITの専門知識がなくても、自社で手軽にカスタマイズできる点も魅力的でした。


リアルタイム同期が、配送手配の遅れと在庫ロスを防ぐ

—— KANNAレポート導入後の期待をお聞かせください。

家田様:導入してすぐに効果を実感しました。従業員さんたちが入力した内容が、本当にリアルタイムで反映されるので、最初は「もう同期されたのか!」と驚きました(笑)。 私は社外に出ることが多く、これまでは帳票を確認するために会社に電話をしたり、確認のために事務所に戻ったりすることも少なくありませんでした。しかし今では、スマートフォンでKANNA上の帳票を確認し、安心して直帰できます。これは私にとって大きな働き方改革ですね。

リアルタイムで帳票を確認できるようになったことは、在庫や出荷の管理にも大きなメリットをもたらしました。製氷事業は、気温が上がると需要が急増します。特に近年の猛暑により、それがさらに顕著。夏だけでなく、日ごとの気温に影響されるため、急な需要増に対応しなければなりません。 これまでは生産管理の確認に少しでも遅れが生じると、対応が追いつかずに利益のロスにつながることもありました。しかしKANNAのおかげで、従業員が帳票を更新するたびに、製造量や出荷量、在庫量を確認できます。特に「在庫はあるのに配送手配が間に合わない」という悔しいケースが減り、より正確な配送手配が可能になりました。これは、配送まで一手に担う製造業である私たちにとって、非常に大きな変化です。

その他にも、手書きによる非効率が解消されました。工場では異物混入を防ぐために白衣や手袋を装着しているので、文字が書きづらく、判読しにくいという問題がありました。さらに、工場内では安価なプラスチック製のペンは使えず、金属探知機が反応するようプラスチック製の3〜4倍の値段がする高価な金属製のペンを使用していましたが、これが重くて書きにくかったんです(苦笑)。 今では、従業員各自がスマートフォンで入力するようになったため、紙とペンが不要になりました。工場への持ち込み物が減り、安全性が向上したと同時に、経費削減にもつながっています。


50代も当たり前に使いこなせるKANNA。DXの第一歩は、簡単さから

—— 導入から短期間で効果を実感されている御社から、DXを考える他社へメッセージをお願いします。

家田様:DXを始めるにあたっては、初期費用や従業員の抵抗感など、さまざまな懸念があるかと思います。しかし、KANNAならその心配はいりません。 お話ししたように、初期費用は0円です。導入したツールが無駄にならないか、リスクを抑えながら検討できます。

何より、KANNAは操作が本当に簡単です。50代半ばの従業員でも、最初の少しの説明だけで、導入から1週間という短期間で当たり前のように使いこなせるようになりましたから(笑)。 導入後のランニングコストも良心的で、無料トライアルも可能です。万が一「うちには合わないな」と感じても、金銭的な痛手はありません。また、無料トライアルで得た結果は、社内稟議の際にも有効な材料となるため、導入担当者の精神的な負担も軽減されるはずです。

さらに、パソコン版もスマートフォンアプリも動作がスムーズでストレスがありません。動作が遅いツールやシステムもありますが、KANNAはその心配も不要です。スムーズに動くからこそ、従業員も積極的に活用し、全員が利便性を実感できるのだと思います。KANNAは、コストの懸念やDXへの抵抗感といった導入のハードルを払拭してくれるため、まさにDXへの第一歩に最適なツールです。実際に導入を推進した立場として、そう実感しています。

記事掲載日:2025年08月12日

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